年月日 | 2016年7月17日(日) | |
ポイント名 | 松根 | カロウ根 |
天気 | 晴れ | 晴れ |
風向き | 南南西 | 南南西 |
風力 | 1 | 1 |
波 | 0.5m | 0.5m |
気温 | 30℃ | |
最深水温 | 19℃ | 20℃ |
透視度 | 7m | 7m |
透明度 | 6m | 6m |
潮 | 出し潮 | 出し潮 |
お盆なので人の道にはずれないようお墓参りをしてご先祖様に頭を下げ、親戚ご一同とたわいもないおしゃべりをしてから館山へ。3連休の中日とあってお店はカラフルなダイビンググショップになっていました。ところがN社長は社長で館山市の遠泳大会に駆り出されてしまいちょっとオーバーキャパな混雑振りでした。
朝便を出したマナティーズによると出し潮が強く新漁礁のブイが沈んでしまっているというので1本目は松根へ。エントリーしてみるとそれほどの流れではありませんが透明度が悪いです。久し振りに来た感があるツボ岩からメバル岩、そして松根へ。
2015~2016年は水温がそれほど下がらなかったのでいろいろ期待していたと何度も書いたのですが自然はこちらの思惑とは関係なくいまだ死滅回遊魚の姿もありません。がらんとした松根を後に終了、上がる前にきれいなブダイのチビがいたのですが眼があってしまい回り込もうとした隙に逃げられてしまいました。船の下に戻って浮上、訳あって残圧120のタンクで入ったのですが安全停止中、後1分という所でエアが足りなくなり早弥にエアをもらいたいとジャスチャーしたら「ロープにつかまれ」という返事です。ロープにつかまっても意味ないので(←ややあせってきた)もう一度切迫感を持ってサインをしたら快くエアをくれました(←もう0だった)。
2本目は「海あそび塾」の方も増えて本船はいよいよ満員です。潮もないのでカロウ根へ。
小カロウ根の北ににコブダイのチビがいたというので探しながらも見つからずカロウ根へ。水温が上がっているようで随分快適になりました。生物は特に何がいた訳でもありませんでしたがオハグロベラの研究をしている海洋大の若人から眼からウロコが落ちる話を聞いてウツボに続いてまた楽しみが広がったのやオトメベラが増えたのが収穫でした。
コイボウミウシ
松根で交接中でした。コイボを載せざるをえないくらい何もいない。
ミノカサゴ幼魚
これも載せざるをえないのか......。
ホシノハゼ
婚姻色が出てきれいな頃。
コクチフサカサゴ
どこかでフサカサゴは深場なのでダイビングシーンで見られるのはコクチフサカサゴと読んだような気がします。フサカサゴに関しては最初から判別できないとあきらめているのですがそれでも諦めきれないもどかしさ。
ウマヅラハギ
新漁礁でペアでいました。ウマヅラハギは私的には普段それほど見かけないので深場の魚のイメージがあったのですが幼魚とかはアマモ場にいたりするのでちょっと疑問符がつきました。画像の白いシミは浮遊物が入ってしまい無念な一枚。
クマノミ
先週のクマノミとは別の「ウミコチョウ通り」の入り口左側のサンゴイソギンチャクの群生地で。いままで気づかなかったのは私だけ?発色が良いですね。
タカベ
カロウ根の天辺でタカベが群れていました。見ていると円錐状になったかと思うとほどけたりと産卵かなあと思わせるような動きをします、でも他のベラなんかが後を追って食べている様子もなくてよくわかりません。他には単に群れとしていたいが為かも知れませんがベラの後を追っかけるような仕草もありました、夏の魚できれいですね。
アカササノハベラ
恥ずかしながら私、アカササノハベラとホシササノハベラの区別ができませんでしたが今回は自信を持ってこれはアカササノハベラですと言えました。もっとも幼魚とかの区別はこれからなのですが。ところでこの子も一体いままでどこにいたのでしょう、幼魚が大きくなったのかそもそも成魚として冬を越したのか。
フタホシキツネベラ
え~まだ撮るの?という声が聞こえてきそう、GWから同じ場所でグルグル。この子に会ったらもう時間なので浮上しなければならず後は退屈な安全停止と思っていたのですが......。
オトメベラ
左:新漁礁 中:小カロウ根 右 カロウ根
ベラに興味がない方にはどうでもいい話なのですが安全停止中に新漁礁でオトメベラを見つけて退屈な安全停止が言い過ぎでしょうがいわば夢の時間に変わりました。新漁礁で5月に見つけたのが最初で、それが今回、カロウ根と小カロウ根でもいて季節の変化とともに数が増えるのがよくわかって一人で興奮してしまいました。オトメベラに興味を持ったのも今年(2016年)から、始まったばかりなのでこの先が楽しみです。
これでお終いです。ありがとうございました。