館山にくる前に某宿で佐々木倫子さんの「Heaven? (ヘブン?)」作品を読んでいて奔放なオーナーに振り回されるスタッフや客、関係者の姿に随所で身につまされました。シークロップも見習いとはいえ強力なスタッフが増えました。頑張って「普通のお店」にしよう!

海水浴客で賑わう坂田海岸を後にエントリーすると水中は濁っていて下の方は冷たく流れもややありという陸上に負けずおとらずの混沌でしたが、死滅回遊魚が一気に増え、初物もいてとても満足できました。



オオウミウマ

2週間前の場所から移動していたのをあつじがよく見つけてくれました。



クロフチススキベラ幼魚

ひらひら〜ん、と泳ぐベラの幼魚。ちょっと珍しい。



トカラベラ幼魚

こちらも坂田では珍しいトカラベラの幼魚です。近くにはモンツキベラの幼魚や次のタテジマキンチャクダイもまとまっていたので「死滅回遊魚ってなんとなくまとまって卵が流れてくるのかな」なんて思いましたがどうでしょうか??



タテジマキンチャクダイ幼魚

磯採集ファンにはお馴染みですが坂田のダイビングポイントでは私は初めてです。N社長にカロウ根の割れ目で親指大の大きさの子を見せてもらいました。



キビレスズメダイ(仮称)幼魚

タテキンを押さえて、こんな地味なスズメダイがトリですがこの子は標準和名も学名もまだなく「キビレスズメダイ」と呼ばれている魚です(そんな事は知ってるよ!と鼻で笑って下さい)。
伊豆半島では見られるのでいつかは坂田で見たいと思っていました。多分坂田では初、もしかしたら房総半島でも初かもしれませんので嬉しい限りです。
3個体いましたがもう一度横向きで取り直ししたいです。一緒にタカサゴスズメダイ、ちょっと離れてコガネスズメダイの幼魚も確認。
ヒマワリスズメダイやキホシスズメダイも早く見たいなぁ。

これでお終いです。ありがとうございました。

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