昨日のアマミスズメダイにあえなく敗れたこともあって居残りとなった連休。幸い、少し冬型が緩んで館山らしい暖かさが戻ってきてくれました。
でアマミスズメダイの方は粘ってみたものの姿も見られませんでした。
ところで。昨年のダイビングはフタホシキツネベラ、キツネアマダイ、バラフエダイにベンガルフエダイ等々、目からウロコが何枚も落ちた年でもあったのですが今年も何枚もウロコを落としてくれるであろう理由の一つ「名前を知る」ということについて少し思うところを述べさせてもらいます。
この地球上にはあまりに多くの生物がいてどのくらいの生物が生きているのか知りませんがこのいっぱいいる生物は種ごとに分類がされ名前がついています。なぜ生物を分類して名前をつけるかは簡単な例を挙げると、あそこに4本足の生き物が歩いているといっただけではそれが「イヌ」なのか「猫」あるいは他の生き物なのかわかりません。名前がなければのっぺらぼうになってしまいます。分類して名前をつけなければ記録もつけようがないし他の生き物と比べることもできませんので生物を体系化するのに分類、すなわち名前をつけることが必要だと聞きました。
ご存知の方にはなにをいまさらでしょうが例えばスズメダイの仲間にはクマノミもいればミツボシクロスズメダイもいます。でも初めてダイビングする人にクマノミもミツボシクロスズメダイもいっしょくたに「これはスズメダイです」という名前で教える人はいないと思いますよね。。では勉強みたいに魚の名前を覚えなきゃいけないのかというと、「趣味なんだしそもそもダイビングにはもっといろいろな楽しみ方があるんだからいちいち名前知らなくてもいいでしょう」、という結論となるのですが、分類好きなおのじとしてはクマノミとミツボシクロスズメダイはスズメダイ科なんですよ〜、スズメダイ科にはほかにもこんな種類がいるんですというのを知ってもらうとちょっと隠し味みたいに楽しみが深くなると感じています。
そして名前は単なる記号でしかないかも知れませんが、真の名前を学んでおいたからこそ『”Yevaud! Swear by you name.”(A
Wizard of Earthsea)』と大賢人ゲドが竜を破ることができたように、たかが名前とはいえ一つ一つ学ぶことでいつかは「真の名前」の一つにたどり着けたらとも思っているのです。
コボレバケボリ
もたもたしているうちにケボリのポリプがひっこんじゃいました。背景が赤いトサカできれいだったので残念。
ヒフキヨウジ
小首を傾げて考え中??
カエルアンコウ
つい撮ってしまうのですが。
オオモンカエルアンコウ
背鰭下に斑紋があり、ソウシかと思いましたが眼が小さく胸鰭の形も違うのでオオモン君。実測で40cm近くあります。
ミナミハコフグ幼魚
昨日に引き続きもう少し大きい子。こんなに大きく、こんなに冷たい時期に見られるのは珍しい。
モンツキアカヒメジ
3匹で遊泳していましたが死滅回遊魚とは知りませんでした。
やっとあった根
「やっとあった根」って名前になりそうなんでうがこれ、根じゃなくて漁礁なんですが?まあ、みつかってよかった♪下が27.6m 上が18mでした。
これでお終いです。ありがとうございました。