早くも11月で今年も残すところあと何日なんて考えて、今年は何見たかなあと思い返すとあれとあれぐらいしか思いつかずいくばくかの焦りを感じてしまいます。
潜水当日数日前から黒潮の分岐が見事に東京湾に伸びてくれたおかげで坂田とは思えない青く、暖かい水が残っていて、浮遊物が多い事が多い日に慣れてしまっているのでちょっと違和感がありましたがそこはそれ、素直に楽しんできました。
モンガラカワハギやオオモンケロもまだいたそうでまだまだ秋の海ですね。



イトベラ

注目度の低さでいったらトップクラスの魚?図鑑で魚の名前を覚えるが楽しくなってもベラのところはナポレオンとかコガネキュウセン幼魚とか目立つベラには眼がいくんですけれども本気で向き合うとベラは大変なのでとかまあ趣味ですからどうでもいいでしょうとかモゴモゴ言って今も昔も飛ばし読みですが最近、すこお〜しだけ興味がでてきたので撮ってみました。個体変異が多いらしいベラだそうですけれどどうなんでしょう?



キスジキュウセン幼魚

これもベラ科です。この間ガイドのともちゃんが「おのちん、松根の北にキスジキュウセンがいたよ〜」と教えてくれて翌週行ったのですが見つからずでした。今回は小カロウ根の脇で見つけました。あんまり早く泳がないので何枚も撮ったのにピントがあっていたのは後姿のこの1枚でがっかり。
伊豆では群れているらしいのですが坂田では単体でしか見かけない珍しい部類に入る死滅回遊魚です。



ホシテンス幼魚

ベラ科3つめです。晩秋から初冬に17mくらいの砂地でヒラヒラ泳いでいるのに出会います。危険を感じると砂にさっと潜ってしまう魚なのですが追いかけながら撮り出してもどうやらその気配がなく余裕でいたらミノカサゴが寄ってきた途端あっという間に潜られてしまいました。遊んでいたつもり遊ばれていたのか、私?



ヨスジフエダイ

 フエヤッコを撮りそこねたので埋め草ということですが寒くなってだんだん情が移ってきました。頑張れ〜。



ツマジロモンガラ幼魚

カワハギ釣りには錘を赤くしたり仕掛けの途中に光る集魚板をつけて好奇心が強いカワハギを集めますが同じカワハギ科のツマジロ君も好奇心いっぱいのようでした。



イナダ

水、青いなあ♪浮遊物ないなぁ♪まばらな群れが一瞬通り過ぎて行きました、ヒラマサかと思いましたがよくみたらイナダさん。



コショウダイ

毎年ではないけれどときどき見かけますが美味しいらしいです。魚類写真データベースには意外に掲載枚数があまりない魚でした。
幼魚はビーチにいるようで坂田では見たことがありません(私だけかも)。



レンテンヤッコ幼魚

北のクマノミの脇でエアーの排気と岩陰への出入りを同調させるキンギョハナダイのちびっ子がいて、うまく撮れるかもと準備しだしたらこのレンテンの子を発見。レンテンヤッコ八丈では有り余るくらいいて撮る気が萎えちゃうのですが坂田では珍しくとても新鮮です。
午前の1本目にMarkさんがヤッタ根でも見たそうで「ヤッコ系は臆病だからタンク1本使うくらいの気持ちで撮らないと」などと講釈を垂れてしまい、これは撮らないとマズイなあと祈る思いでレンズを向けたのですが逃げないいい子でした(よかったぁ)。
しばらく見ていたらほかのスズメダイに追われたり意外に弱気なのでどうにか居残って大きくなって欲しいなぁ。
あ、キンギョハナダイ撮るの忘れた。

これでお終いです。ありがとうございました。

「焔水」に戻る   「おのじ」先頭へ戻る