今日の貝殻

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日付:平成14年8月25日(日)
場所:千葉県館山市坂田
採取ポイント:松根
天候:晴れ
気温:30度
水温:24度
大潮


ハツユキダカラ

とても綺麗なオレンジだ。
少し小ぶりではあるが、しっかりとした形だ。
殻長:32.6o


キンチャクガイ
裏がないのだが、綺麗だったので拾った。
殻高:32o


キヌザル
特に珍しくはない。
殻高:54o


クルマガイ
砂地を探したら、生きてるやつも幾つか見つけた。
殻幅:31.8o


コニクタケ
何だかわからない。
ニクタケみたいだけど、背が低いし、小さい。
なんだろう。
殻長:18o
(名前は百舌鳥さんに教えてもらっちゃいました)


シロキリオレ
これもわからない。
なんだろう。
殻長:17.3o
(名前は百舌鳥さんに教えてもらっちゃいました)


ツキヒガイ
綺麗なツキヒガイだ。
比較的小さな物だが、ちゃんと裏もついていた。
殻高:100o


キムスメダカラ
わ〜お、「1」のキムスメだ。
小ぶりだがとても綺麗だ。
こいつは、とても不思議な状況で拾った。
末尾に記載する。
殻長:23o


おまけ


ベニイザリウオ
撮ったときは気づかなかったが、良く見ると2匹いる。
ツインズだ。
このところ同じところで良く見かける。


アオリイカ

何か持っている。
捕食の最中だったので撮ってみた。
器用に魚の頭をもぎ取っていた。


5年ほど前、私が本格的に貝を拾い始めた頃、
もう一人貝にはまった漢(おとこ)がいた。
ダイビングでは、はるかに先輩なのであるが、
貝ではライバルであった。
よい漢(おとこ)であった。
その漢とは、キムスメダカラが縁で友達になったのだが
数年前、不慮の事故で逝ってしまった。
キムスメダカラをこよなく愛した漢であった。
この日、たまたま久しぶりにその漢の親友であった「ともちゃん」のガイドで
潜ることになった。
今年は漢の区切りの命日がある。
ともちゃんは、その命日に貝を供えたいと言う。
いつか紹介しようと思っていたのであるが、
実は「今日の貝殻」最下段に書いている
「すごいの、拾っちゃうよ〜」
というのは、その漢の口癖であった。
この日はとりわけこの言葉を口にしてエントリーした。
潜行して10分ほどのことだった。
とても気になる場所があり、私は一人パーティーを離れてそこに行った。
すると、あたりまえのようにキムスメが落ちていた。
ご存知のように、キムスメダカラはそうそうめったに拾えるような代物ではない。
私はとても不思議な気持ちでそれを拾った。
そういうわけで、今回のキムスメは、私が拾ったものではあるのだが
私のものではない。
ともちゃん、よかったなぁ。
君の大好きだった親友の命日には、君のガイドで俺が拾った、
彼の大好きだったキムスメダカラを供えることができるぞ。





各説明書きの後に、殻長、殻高、殻幅などと大きさが書いてありますが、
これは一番長いところを計った物です。

もし、間違えがあったり、知っている貝があったら、是非教えて下さい。
ひょっとこメール

以上、今日の貝でした。
来週はもっとすごいの、拾っちゃうよ〜。